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日本語教授法で日本語教師を職業にする方法

2015年3月10日




「日本語教師は職業か」というトピックが日本語教師界隈で大きな議論を巻き起こしているのを見て、いろいろ考えてみたことを備忘録として書いてみました。自分自身、日本語教師でなく現在日本語教師の勉強を独学でしています。大学在籍時には、日本語学と日本語教授法の講義を受けていました。能力のある日本語教師なら、工夫すれば日本語教師が職業として成り立つのかもしれませんよ。

日本語教師がほとんど国内で職業として成り立たずボランティアというのが現状のようです。その理由は、日本で働く外国人の方の経済力にあるのではないかと思います。日本で働く外国人の方々は、学校に通うだけの経済力があまりありませんが日本語学習の「需要」はあり、その「需要」を満たすために日本語教師がボランティアで日本語を教えているのではないでしょうか。自分自身、日本語教育の市場調査をしっかりとしたことがないので大きなことはいえないのですが、外国人をターゲットとして成立するのは、留学生だけかもしれません。日本に滞在するためには、日本語学校に通うことがビザの取得の条件にあるため、日本語学校に通学する。一方、仕事で日本に来ている外国の方は、日本語学校に通わなくても働いていさえすれば就労ビザが得られるので、わざわざお金を出して学校に行く必要もなく、学びたければ無料のボランティア日本語教室に通えば良いという流れになっているのかもしれません。

ここで視点を変えて、日本語を教えるのではなく、日本語教授法を日本語教師になりたい人に教えれば、活路が見えるかもしれません。

日本語教授法に特化した授業ができる人なら、日本語教師のたまごさんを生徒にしてクラスが成立しそうです。外国人生徒が無料で日本語を学習し、日本語教師のたまごさんたちが外国人の生徒さんに日本語を教えて、日本語教授法を教える先生がたまごさんに指導する。先生に授業料を払いワークショップ形式にすれば成り立つような気もします。外国人から授業料を取ろうとするから無理があるわけで、育成機関にすれば上手く行くのかなと思います。甘い考えかもしれませんが、自分の周りで大学と日本語学校以外に独自に日本語教授法を教えているというところが見当たりません。日本語教師養成講座は授業料が高いので、もしこのような養成講座があればお金を出して通っても良いという個人的な希望の下、こんな提案をさせていただきました。日本語養成講座は高額なため、格安で日本語教授法が学べる場があるなら、意外にニッチな市場になるかもしれません。

日本語教師のたまごさんを育成する上での課題は、人集めに尽きます。日本語教師になりたい人と日本語を習いたい外国の方を同時に集め、日本語教授法の指導と日本語教室の運営を同時に行わなければならないので、相当苦労が予想されそうですが、面白そうじゃないですか。

外国人が多く働いている工場に行って、格安で日本語教室を運営する旨を伝え、できればスポンサーになってくれるか、もしくは場所を貸してくれるよう願い出れば、おそらく気軽に貸してくれるはず。無料で日本語教室をしてもらえるなら部屋くらい貸してくれるんじゃないかと思います。無料の代わりに部屋をという交渉の仕方です。

マーケット感覚で日本語学習業界を分析してみましたが、実際に日本語教師をされている方にとってどう感じるのかが非常に興味深いです。どうですかね。

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