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和文「高齢化社会のビジネスモデルは「若さ」を軸にすること」(英エコノミスト誌)

2015年4月14日

英エコノミスト誌に日本の高齢者を取り込もうとする企業の様子についての興味深い記事がありましたので、内容を要約して英語多読記事にしました。高齢化社会と言っても必ずしも暗いわけではないようです。 原文はこちら。Chasing the grey yen Japanese firms have wisdom to hand down about selling to the elderly(高齢者ビジネスを追い求めて:高齢者を取り込もうとする日本企業の知恵)

英語多読教材のEnglish A business model in an aging society is "young"はこちら。      

英語多読教材の英日対訳 「高齢化社会のビジネスモデルは「若さ」が鍵」はこちら。

英エコノミスト誌に日本の高齢化社会をビジネスの視点で捉えた記事がありました。今まで高齢者は消費しないと思われていたのですが、実は高齢者が求めるモノが提供されていなかっただけだったのかもしれません。新しい視点で高齢化社会を捉えなおすと、今までネガティブな側面だけだったのが、希望が見えてくるかもしれません。

日本が世界のどの国よりも先を行っているのが高齢化社会の分野。日本企業の高齢者への取り組みは、世界の「実験室」と呼ばれるほどになっているようです。現在65歳以上の人は4人に1人で、2035年には3人に1人になります。よく若者に比べて高齢者は消費しないと言われているのですが、実際には高齢者のほうが若者より多く消費をしていて、個人消費の5分の2を占めるほどになっているとある経営コンサルティング会社は指摘しています。

ワコールは高齢者用の下着に焦点を合わせて、何十歳も若く見える下着を開発し、高齢者用の下着の売上が二桁台の成長率をしています。高齢者向けのビジネスの難しいところは、高齢者に自分が老いていると思わせてしまうこと。あるゴルフクラブメーカーはシニア向けを強調したばかりに失敗したようです。ライバル社はシニア向けを強調せずに成功を収めました。

高齢者が向けの商品は、従来は「老人認定」するようなモノでしたが、高齢者ビジネスを手がけるワコールなどからわかったことは、高齢者に自分は年をとったと思わせないモノが求められているようです。おそらく高齢者が消費しなかったのは、高齢者が求める「価値」に企業が気づいていなかっただけだったのかもしれません。

高齢者ビジネスから垣間見えるのは、実は高齢化社会における人間関係をどう円滑に進めたらいいのかについてのヒントも見えてきそうです。高齢者と言っても心が老いているわけではないので、老人扱いしてしまうと人間関係を損なってしまう可能性があります。日本企業がマーケティングしたように、若さを取り戻せるような活動を取り入れることができれば人間関係も上手く行くのかもしれませんね。

高齢化社会と聞くと暗いイメージばかりが思い浮かんでしまうのですが、実は明るい希望が輝いているようにも感じます。日本企業が現在取り組んでいることは世界の最先端の分野なので、高齢化社会の分野においてはあらゆる面で日本が世界をリードできるかもしれませんよ。

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