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【英語多読】The Philosophy and Image Strategy of Starbucks(ワシントン・ポスト紙より)

2015年3月23日

ワシントン・ポスト紙にスターバックスの人気の秘密について興味深い記事がありましたので、内容を要約して英語多読記事にしました。 原文はこちら。The Washington Post "Why Starbucks chief Howard Schultz put himself at the center of America’s race debate"(スターバックス社長ハワード・シュルツはどうして人種論争の真っ只中に身を置くのか)

英語多読教材のEnglish  The Philosophy and Image Strategy of Starbucksはこちら。      

英語多読教材の英日対訳 「スターバックスの哲学とイメージ戦略はこちら。

スターバックスはいつでも満員で、空いているスタバは見たことがなく、若者を引きつけるその理由がワシントン・ポスト紙に書かれていました。

スターバックスでコーヒーを飲む人の多くが、コーヒーだけではなく、店内の雰囲気とスターバックスが持つイメージに引き寄せられて集まり、店内がいつもごった返している状態になって?いるのもスターバックスが持つ秘密にあります。思うに、スタバの雰囲気はなんとなくヒッピーみたいな開放感があり、店に来たらこうしなさいと暗に命令されている感じがなく、海外の安宿の1階にあるラウンジで世界各国の人が集まってワイワイ話しているような印象があります。これもスタバの企業哲学にあるのかもしれません。

かつてスティーブ・ジョブズが、「人はモノを買うのではなくイメージを買うのだ」と言ったように、企業にとってどれほど哲学とイメージ戦略が重要なのかがわかりますね。

全米で広がる白人と黒人の人種間の対立を受けて、スタバのCEOハワード・シュルツがある取り組みを始めました。それは、スタバの従業員がコーヒーの紙コップに”Race Together”と書き、コーヒーを入れている間に従業員がお客さんと全米で広がる人種間の緊張について話し合うというキャンペーンです。

ハワード・シュルツCEOには、以前にも教育、ゲイの権利、銃規制についての取り組みをスタバを上げてした経歴があります。銃規制を支持するキャンペーンで驚いたのは、スタバに入店するには銃を携帯しての入店はお断りというキャンペーン。このキャンペーンで思い出すのは、バックトゥーザフューチャー3の保安官のストリックランドがパーティー会場に入るカウボーイから銃を取り上げていくシーンです。現在のアメリカも西部劇のような状態なのでしょうか。

このような巧妙な企業戦略にはシュルツの計算があり、論争を巻き起こしてしまうような議論に自ら立ち入ることで、スタバは人の心がわかる人情味のある企業というイメージを持たせる戦略があるようです。実際に60ミニッツに出演した際にも、「我々はお腹を満たすビジネスではなく、人の心を満たすビジネスだ」と言っていることからもわかりますね。

スターバックスの背後にある哲学は、布教に熱心な宗教家のようにも感じます。それが他の企業と一線を画しているところです。

これが熱烈なスタバの「信者」を生み出しているのかもしれません。

企業が政治問題をイメージ戦略に取り上げるなんてことは、日本ではまずなくCMに起用されていたタレントが政治的発言をしただけで番組降板という話がよくあるだけに、スタバの取り組みには驚かされます。

アメリカで積極的に政治発言しているのはスターバックスのハワード・シュルツとアップルのティム・クックだそうです。ゲームメーカーだけに、これからビジネスモデルが大きく変わっていくのかもしれません。

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